調教助手の仕事

珍しい隻眼の馬


調教助手。アメリカではExercise Riderと呼びます。

アメリカにはJRAや地全協のような騎手・厩務員養成施設のようなものはないので、基本的には調教師の判断で、「こいつ乗れる」「こいつ使える」となり、合法的に就労できる滞在ステータスがあればライセンスは交付されます。

以前、Doug O'Neillに聞いた時には、いいライダーをキープするのは大変だと言っていました。みんないい乗り手は引く手あまたで、日本とは違い、ある意味個人事業主のような存在であるライダーは、いい待遇&自分の好みの厩舎に移ってしまうからです。
日本では考えられないことかもしれません。実際、以前ボブ・バファート厩舎で37年ぶりの三冠馬・アメリカンフェイローの調教をつけていたライダーは、もう既に違う厩舎に移っています。

朝4時くらいから10時までの6時間程度をライダーの仕事に当て、それ以外の空いている時間でクオーターホース競馬のジョッキーをやっていたり、他厩舎を手伝っていたり、いろいろ自由にやっています。その代わり、仕事が無くなったらそれまでという、ある意味ハイリスク・ハイリターンの仕事です。

いろいろな形で護られているのが日本競馬&従業員。
護られていないけど、自由度の高い海外競馬&従業員。

どちらが良いのかは結論が出ませんが、雇用形態も競馬のスタイルも、日米競馬のミックス型がいいのかなぁと個人的に思っています。

コメント

人気の投稿