久しぶりの日本競馬体験

フェブラリーステークス直前の東京競馬場
先日半年ぶりに帰国し、フェブラリーステークス当日の東京競馬場にも訪問しました。今回は米国からのゲスト2名も同行。久しぶりに日本競馬を味わいました。最近は仕事がらみ以外での帰国がないので、大井競馬場、及び2月の東京開催、8月の札幌開催(昨年は中京)以外、ほとんどどこにも行かないという偏りが気になります(笑)たまには中山や京都にも行きたいんですけれど・・・

ミルコ・デムーロ騎手とアレックス・ソリスII
 その後栗東・美浦を訪れ、上記ミルコとアレックスは20年ぶりくらいの再会。ミルコが米国競馬参戦中に、アレックスの父、アレックス・ソリス元騎手(米国殿堂入りジョッキー)の家に居候していて、その当時のアレックスJr.は12歳位の男の子だったそう。今やミルコは日本でトップジョッキー、アレックスはShared Belief等を手がける敏腕エージェントに成長。
会った数秒はミルコもわかっていなかったですが、認識した瞬間「おー!!」と叫びながら抱き合って再会を喜び合っていました。こんな出会いをコーディネートできたのは、外から見ていても嬉しいこと。
横では、ユタカさんやクリストフが大笑いしながらこの光景を見ていました。微笑ましい瞬間です。

職人・丸内永舟!
その後、松永幹夫厩舎へ訪問。久しぶりに幹夫先生&丸さんと再会(実は府中&前日にちょっとだけ会ってる)。ラッキーライラックを見せてもらいました。陣営の戦術もあるでしょうから詳細は言えませんが、かなりスゴイ女らしいです、ラックちゃんは・・・。聞いているだけでわくわくするくらい。チューリップ賞〜クラシックが楽しみです。

香港スプリントチームの鈴木さん。雪中騎乗、ご苦労様です・・・
美浦では、香港のご縁に引き続いて齋藤誠厩舎にお世話になりました。朝からめっちゃ吹雪いてたので、大変だったと思いますが、皆さんご苦労様です。香港スプリントでチームを組んだ鈴木さんも朝から乗り運動。僕も久しぶりにアタマに雪を積もらせました。こんな寒い美浦は初めてでした。その後、米国人たちと一緒にトレセンツアーへ。

久しぶりの日本競馬を体験して思ったことは、本当に競馬が洗練・完成されているなということでした。
良くも悪くも日本中央競馬会という大きな組織があり、地方競馬全国協会という枠組みがある。組織があるからこそ、団結して大きな流れを作ることが出来たり、トレセンのような施設の整備もできる。

20年前には考えられなかった、日本馬の海外参戦&好成績。サンデーサイレンスの出現によるフィジカル向上は言うまでもありませんが、間違いなく、生産・育成・主催者等の関係者の努力による賜物だと思います。

米国は競馬が左回りしかないということもあり、トレーニングも左回りのみ。体のバランスを考えれば両回りでやったほうがいいのは言うまでもありませんが、「それが出来ない私たちはバカだと思う」と、訪れる米国人たちは口々に言います。

ただ、開発力や良いものを積極的に取り入れていく進取の気性に富んでいるのはアメリカ。日米の競馬が世界をリードし、欧州の奥深い歴史と血統がそれを裏打ちする。そのように世界の競馬が相互に補完していく流れに・・・ならないでしょうか?

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