NYRAのターフレース拡充
ニューヨーク州競馬協会(NYRA)、 芝のステークスレースを4つ新設し、 芝の牡馬と牝馬の三歳三冠シリーズを創設する。 なお、牡馬の三冠はターフトリニティ(Turf Trinity)、 牝馬の三冠はターフティアラ(Turf Tiara)、 というシリーズ名称になる。 https://t.co/NbPD6iSAQm — 青嶋坂学会 (@damehorse) 2019年2月14日 青嶋坂学会さんのツイート、NYRAのターフレース拡充案をわかりやすく説明して頂いています。ありがとうございます。 一つ思ったことは、芝馬の生産強化をねらっているとのことですが、はたしてその目的は本当に必要なのでしょうか? 日本に置き換えて考えると、まず日本のホースマン、特に生産者の方々は芝系の種牡馬を付けて牡馬が生まれたら「3年後のダービー馬だ」と思っているはずです。なぜなら、日本競馬で最高の勲章を与えられるのは芝のレースだからです。 故意的にサウスヴィグラスやゴールドアリュールなどの、ダート種牡馬を付けていなければ「4年後のフェブラリーステークスを勝つ!」と思って生産されている方はほぼ皆無だと思います。 ダートの活躍馬を多く輩出する、有名な某中堅牧場の人も、「ウチもダービー馬作りたいと思ってやってるんですけど、なぜか活躍馬がダートに偏っちゃうんです。ダート馬作りたくて作ってるわけじゃないっす」と言っていました。 米国での最高勲章は、言わずもがなのケンタッキーダービー&ブリーダーズカップ・クラシック。 みんな、第二・第三のアメリカンフェイローやジャスティファイを生産したいのに、わざわざ芝向きの馬の生産拡充に食指を伸ばすのか。 NYRA(New York Racing Association)が統括するのはベルモントパーク、アケダクト、サラトガの3競馬場。それら管轄下における芝競走拡充をベースに考えるなら、ニューヨーク州における芝馬生産が強化されることは想像にかたくありません。 しかし、セリにおけるバイヤーは全米から集まり、調教師も全米に散らばっている。 芝馬を生産することで、距離の近い欧州からのバイヤーは手を伸ばすかもしれない。でも、米国競馬全体の強化につながるかというと、これについては疑問符です。 無論、キトゥンズジョイのように、芝で子供たちが成績を